概要
コンビニを利用されるお客様の中にも認知症のある人が増えています
コンビニの従業員の方にも少しでも認知症について知っていただければ、安心して対応することが出来ます
そこで、手軽に認知症について学ぶことが出来る認知症eラーニングコンビニ編 ReDeSign を開発しました
効果検証のための研究参加者(モニター)を募集しています
特徴
- すき間時間にスマホで45分
- コンビニ業務に関連付けた講義内容
- コンビニが地域に貢献していることを知り、仕事の意義を捉えなおす
- モニター受講完了・アンケート回答で3000円分の謝礼
講座の内容
約45分の中に,認知症の基礎知識講座,認知症のある人のインタビュー映像・メッセージ,対応シミュレーションゲームなどが含まれています.
- 講義・クイズ
「認知症サポーター養成講座」の内容をベースに,認知症についての基本的な知識を学びます l発生率・症状 l認知症のある人の暮らし l予防・治療・ケア l利用できる資源(地域包括支援センターなど)
- シミュレーション
lコンビニで遭遇しうる接客場面のシミュレーションゲームで,適切な対応方法を考えます
- 映像
仕事に前向きに取り組めるよう,日々の業務の社会的意義を再認識します lコンビニの存在が認知症のある人の生活にどのように役立っているかを学びます
コンセプト
近江商人の「三方良し」のアイデアと「人を中心としたケア」の理論とに基づき,認知症のある人・地域社会・仕事をする人の全てが健康になるように,仕事のあり方をリ・デザインします.
- 売り手良し
日々の業務が認知症のある人などの生活・地域社会に貢献しているということを知り,やりがいを持っていきいきと仕事に取り組めることを目指します.
- 買い手良し
認知症のある人も,そうでない人も,安心して便利に買い物ができることを目指します.
- 世間良し
認知症に対する偏見を無くし,認知症があっても安心して生活できる地域社会を目指します.
- 「人」を中心とした考え方
認知症のある人が,一人の人として、周囲に受け入れられ、尊重されることを目指します.
研究参加申し込み方法
1.WEB申し込み
上の「研究参加(モニター)の申し込み」ボタンをクリックし、フォームに参加想定人数(従業員数)を記入し、送信
2.はがき申し込み
貴店にお送りしたダイレクトメールに含まれている返信用はがきに参加想定人数(従業員数)を記入し、投函
グループ分け
効果検証のため,実際に受講登録された方をランダムで2つのグループに分けさせていただきます
1.第1期受講者
受講用IDカードを受け取ってすぐに、受講を開始できます
2.第2期受講者
受講用IDカードを受け取ってから1か月後に受講を開始できます
どちらの店舗の受講者(従業員)の方にも、合計3回のWEB上でのアンケートにご回答いただきます
第1期、第2期を選択していただくことは出来ません
モニター受講の流れ
第1回アンケートまでは共通です
1.第1期受講者の場合
2.第2期受講者の場合
謝礼(負担軽減費)
各アンケート回答後および受講完了時に謝礼(負担軽減費)をお支払いします
謝礼額
謝礼額 | 所要時間 | |
---|---|---|
第1回アンケート回答 | 500円 | 5分 |
受講完了+ 第2回アンケート回答 | 2000円 | 50分 (45分+5分) |
第3回アンケート回答 | 500円 | 5分 |
合計 | 3000円 | 60分 |
※アンケート回答・受講にはインターネットの接続が必要です。通信費用が発生する可能性があります。謝礼額(負担軽減費)には、発生する可能性のある通信費が含まれており、別途お支払いすることはできません。Wi-Fi等の利用をお勧めします。
謝礼タイプ
謝礼は2種類あり、受講登録時にどちらの謝礼タイプにするか選択できます
- Amazonギフト券
- 電子メールでの送付
- QUOカード
- 郵送での送付
- 受け取り時に、同封の「受領書」を返送していただく必要があります
アンケート内容
第1回~3回のアンケートでは下記の内容を調査します
- 認知症についての知識・イメージ
- コンビニでの仕事についての認識(職務満足度など)
- 店舗での高齢者等への特別な対応の経験
- 年齢,性別,就業年数など
※個人情報保護のため,個人や店舗ごとのアンケート結果(受講したか否かも含む)をお伝えすることはできません.全体の調査結果については研究完了後にご報告します.
期待される効果
このeラーニングを受講することで,以下の効果が期待されます.
- 認知症のあるお客様が来店されたときに,落ち着いて対応し、地域に貢献することが出来る lご自身・ご家族や身近な人が認知症になったときにどうすればいいかが分かる
- 仕事を通して地域社会に貢献していることを再認識し,モチベーションが向上する
※これらは科学的に検証された効果ではありません。今回の研究等を通して検証を行います
研究の経緯
2014年から,超高齢社会の中で地域の高齢者を支えるコンビニエンスストアの役割に着目し,調査研究を行ってきました.
特に東京都練馬区において,行政と連携して認知症対応について学ぶグループワーク型研修(N-impro)を実施し,コンビニと地域包括支援センターとの連携強化に一定の成果を上げることが出来ました.
一方で,今日のコンビニを取り巻く厳しい経営環境・人材確保難から,コンビニスタッフの方の研修参加は難しいとの声を多くいただき,今回,負担の少ない形で認知症について学べ,仕事のモチベーションにもつながることを目指すeラーニングを開発しました.
研究責任者・連絡担当者
東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻
高齢者在宅長期ケア看護学分野・地域看護学分野
研究責任者:五十嵐歩(高齢者在宅長期ケア看護学分野)
連絡担当者:松本博成(地域看護学分野)
Email: contact[at]nimpro.info