プロジェクトに関連する論文が国際誌に掲載されました

コンビニエンスストアにおける認知症サポーター養成講座の受講がその後の地域包括支援センターとの連携につながることを検討した論文が、Geriatrics & Gerontology International誌に掲載されました。

【掲載論文】Matsumoto H, Igarashi A, Suzuki M, Yamamoto-Mitani N. Dementia education is the first step for cooperation: An observational study of the cooperation between convenience stores and community general support centers. Geriatr Gerontol Int. 2020 Aug 7. doi: 10.1111/ggi.14000.(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ggi.14000

【研究の要旨】目的:認知症サポーター養成講座は認知症の啓発を目的として,主に地域包括支援センターによって実施されている.コンビニエンスストアは日本全国に普及しており、高齢者の日常生活に重要な役割を果たしている.そこで,本研究ではコンビニ店舗の認知症サポーター養成講座の受講が、店舗と地域包括支援センターの連携を促進するかを調査した.方法:全国調査のデータを用いて,縦断的観察研究を行った.各店舗に「認知症サポーター養成講座の受講」と「地域包括支援センターとの連携」の有無を尋ねた.2016年に養成講座を受講した店舗(受講群)と受講しなかった店舗(非受講群)とで,2017年と2018年の包括との連携の割合を比較した。結果:2016年に,14,884店舗中542店舗が受講した.地域包括支援センターと連携した店舗の割合は,受講群では8.1%(2017年)と7.2%(2018年)であったが、非受講群では3.2%(2017年),4.0%(2018年)であった.結論:認知症サポーター養成講座は,コンビニと地域包括支援センターが連携して高齢者支援を進めるためのきっかけになる.