N-impro

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N-impro(ニンプロ)とは

あなたの街で、高齢者と人々の間に起こるかもしれない状況への対応を考え、さまざまな立場の方が集まって対話して行う「ゲーム」です。
このゲームの目的は、「正解」を選択することではありません。
参加者の中で、または話し合いで、状況に応じた対応を考え、探していくことです。
そして、人と人・知識・考えがつながって、街に少しだけ変化の種を蒔くことです。
N-impro は、認知症に対する態度や地域貢献に関する意識が改善するという効果が研究※により検証されています。
参加者は、カードの状況にYES / NO の選択をします。
その結果に応じて得点を獲得します。
他の参加者の結果を見て、
「自分はこういう状況を想定して、こうすると思った」
「こういう場合だったら別の選択をするかもしれない」
など自由に話し合ってもらいます。

※ Igarashi A, et al. Educational Program for Promoting
Collaboration Between Community Care Professionals and
Convenience Stores. Journal of Applied Gerontology.
2020 Jul;39(7):760-769.

できたわけ

N-impro は、今後さらに進むと予測される高齢化を背景に
コンビニ従業員等を対象にした高齢者支援推進のためのワークショップ形式研修プログラムとして生まれました
制作「ねりまコンビニ協働プロジェクト※(区内介護事業者、コンビニエンスストア経営者、研究者で構成)」と練馬区の協働。※(平成29-30年度地域おこしプロジェクト、練馬区補助)

コンビニに着目した理由は……

住まいから近くて多いから

高齢者にとって、コンビニは身近な存在です。

すでに高齢者の生活を支えているサービスだから

以下のようなサービスがすでに行われています。
配食・配達サービス、店舗での声かけ、ちょっとした見守り、特殊詐欺の未然防止、緊急時の駆け込み先、イートインスペースが
交流の場に、道迷いの認知症の方を店舗で保護

現場でのニーズがあるから

現場のコンビニスタッフ等が高齢者への対応の課題・悩みを抱えています。

ねらい

学ぶ

認知症の特性や、地域にあるサービスについて、楽しみな
がら知識を得ることができます。

つながる

人とつながる:コンビニ、地域包括支援センター等関係機関がテーブルを囲んでゲーム・対話をすることで、どんな人か身近にわかり、今後なにか困りごとが起きたときに相談・連携しやすくなります。
行動につながる:コンビニやそのスタッフが行っているサービスが実は高齢者支援と自覚して行動できたり、何か問題がある時の対応に活かせます。

考える

基本的な知識だけではなく、実際にどうすればよいのか、他の人の見方をヒントにしながら、自分で考える練習ができ、より良い対応ができるようになります。