練馬区立貫井図書館でN-improワークショップを行いました

 平成30年9月18日(火)、練馬区立貫井図書館でN-improワークショップを行いました。参加者は練馬区立図書館で勤務している図書館流通センターの職員の方々、計22名でした。今回は当プロジェクトで開発したN-improファシリテーター養成講座を受講した中村橋地域包括支援センターの職員の方2名が、ファシリテーターとして参加。N-improを実施する中で地域包括支援センター(以下、包括)の役割や高齢者の方々への対応をわかりやすく説明してくださいました。

 ワークショップでは認知症ミニ講座の後、N-improのゲームを行いました。各テーブルでは、実際に図書館で起きた事例や、図書館だったらこんな対応をしたとの話を交えながら様々な意見交換ができました。

 参加者からは「図書館に認知症かな?と思われるお客様がいても、声掛けはしなかった。包括に相談できるとは知らなかったため、今後対応に困ったときは連絡したい。」「図書館は高齢者の利用が多いため、包括やケアカフェなどの高齢者向けの案内ができたら良い。」などのご意見をいただきました。また、貫井図書館の職員さんからは、包括に相談をしたことで介護サービス等の支援につながった事例の紹介がありました。

 図書館は高齢者の利用が多く、対応に困った事例も聞かれましたが、警察や救急車を呼んだことはあっても包括に連絡したことはほとんど無かったそうです。N-improワークショップを通じて高齢者への理解や関心が深まったとともに、包括の役割を認知していただけたため、困りごとを抱えた高齢者の支援につながるきっかけになったのではないかと感じました。

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