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N-improの開発プロセスと効果を検討した論文が、Journal of Applied Gerontology誌に掲載されました。
【掲載論文】
Igarashi A, Matsumoto H, Takaoka M, Kugai H, Suzuki M, Yamamoto-Mitani N. Educational Program for Promoting Collaboration Between Community Care Professionals and Convenience Stores. J Appl Gerontol. 2019 Sep 3:733464819871878. doi: 10.1177/0733464819871878.(https://journals.sagepub.com/…/10.1177/0733464819871878…)
【研究の要旨】コンビニエンスストア(以下、コンビニ)は、地域に住む高齢者の生活を支援する上で重要な役割を果たす。本研究の目的は、我が国の地域社会とコンビニとの協働を促進するための教育プログラムの開発とその評価について記述することである。コンビニの従業員のインタビューに基づき、高齢者を支援するために医療・介護・福祉の専門職と協働することを推奨する教育プログラムを開発した。プログラムを評価するため、プログラム参加者184名を対象にプログラム前後の質問紙調査を実施した。プログラム終了後、認知症に対する態度尺度の合計スコアは、コンビニ従業員の間で有意に向上した(p = .010)。また、コミュニティ意識尺度の下位尺度「連帯と積極性」スコアは、専門職において有意に向上した(p = .003)。この教育プログラムは参加者の職業ごとに、高齢者を支援するための認識と態度に影響を与えると考えられる。この教育プログラムによって地域のネットワークが醸成され、ひいては「age-friendly community」につながる可能性がある。